正直、朝の洗面所の照明って残酷だと思いませんか。真上から光が落ちると、頬のデコボコだけがくっきり影になる。私が40歳になって美容にお金を使い始めた理由の、たぶん半分はあの影です。

しかもクレーター状のニキビ跡って、化粧水を変えても洗顔を丁寧にしても、ほとんど動きません。皮膚そのものが凹んでいるので、表面をうるおしても埋まらないんです。じゃあ何をすればいいのか。ここ数週間で私が調べて整理したことを、そのまま置いていきます。

ニキビ跡のクレーター治療、男性はここでつまずく

まず気づいたのが、ニキビ跡のクレーター治療を男性が調べ始めると、出てくる情報が微妙にかみ合わないこと。女性向けの前提で書かれた記事が多くて、そのままは使えないんです。理由はだいたいこの3つでした。

  • 毎日のヒゲ剃りで、治療後のデリケートな肌を自分からこすってしまう
  • 皮脂が多く毛穴も大きいぶん、同じ深さの凹みでも影が濃く出やすい
  • メイクで隠すという逃げ道がない。つまり赤みがそのまま人前に出る

特に3つ目。これ、地味にデカいんです。治療そのものより「明日どんな顔で会社に行くか」のほうが先に心配になる。……ただ、その前にもっと大事な分かれ道があって、ここを飛ばすと普通に遠回りします。

洗面所の鏡で肌をチェックする男性
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クレーターは3タイプ。自分がどれかを知らないと遠回り

調べて初めて知ったんですが、ひとくちにクレーターと言っても、形で3タイプに分けて考えるのが一般的でした。そして、タイプによって相性のいい治療が変わります。

  • アイスピック型:細くて深い、針で刺したような穴。いちばん手強いタイプ
  • ボックスカー型:フチが角ばった、四角い凹み。輪郭がはっきり見える
  • ローリング型:なだらかに波打つ凹み。皮膚の下が引っぱられている状態

厄介なのは、多くの人が「全部混ざっている」こと。私も鏡を見ながら、たぶん角ばったやつと波打つやつの合わせ技だな……と思いました。自己判断で決めつけず、カウンセリングで「自分はどのタイプが多いですか」と聞くのが結局いちばん早いです。

ダーマペンとフラクショナルレーザーの違いを、ざっくり言うと

男性のクレーター治療で候補に挙がるのは、だいたいダーマペンかフラクショナルレーザーです。ダーマペンとフラクショナルレーザーの違いを一言でいうと、穴の開け方が「針」か「熱」か。どちらもわざと微細な傷をつけて、肌が自分で治ろうとする力でコラーゲンを作らせる、という発想は同じです。

  • ダーマペン:極細の針で物理的に穿孔。深さを細かく調整でき、赤みは比較的おさまりやすい
  • CO2フラクショナルレーザー:レーザーの熱で微細な柱状の穴を作る。引き締める力が強い反面、ダウンタイムは長め
  • プラズマや高周波(ポテンツァなど):熱の入れ方が違う第三の選択肢。扱うクリニックは限られる

皮脂が多く肌が丈夫なイメージのある男性は、CO2フラクショナルを勧められる場面もあります。ただ「強いほど早く治る」という単純な話ではなくて、強くやれば赤みも色素沈着のリスクも増える。効果の出方には個人差があるので、どこまで攻めるかは医師と決めるところです。……で、あなたが本当に知りたいのはこの先ですよね。

結局いくら?何回?を正直に

まず言っておくと、この分野は保険がきかない自由診療です。つまり値段はクリニックの言い値。同じ機械でも金額がぜんぜん違います。私がいくつかのクリニックの料金表を見て回った範囲だと、クレーター治療の費用相場はこのあたりでした。

  • ダーマペン(顔全体・1回):おおむね1万5千円〜3万円台
  • CO2フラクショナルレーザー(顔全体・1回):おおむね2万円〜5万円台
  • 回数の目安:5〜10回を、1〜1か月半おきに

つまり、1回の値段だけ見ていると足をすくわれます。総額なら20万円前後、ランチ100回分くらいは覚悟しておくほうが現実的。回数券やコース契約が用意されているのはそのためです。

ちなみに私は、これからAGA治療も始めるつもりで動いているところです。頭のほうにも毎月お金がかかる。「顔と頭、どちらに先に予算を回すか」を決めておかないと両方中途半端になるな……と、電卓を叩きながら思いました。40代のリアルな悩みです。

ダウンタイムと仕事、どう折り合いをつけるか

ニキビ跡治療のダウンタイムと仕事の両立は、男性にとって最大の関門だと思います。目安として言われているのは次のくらい。もちろん個人差があります。

  • ダーマペン:当日〜2、3日の赤み。細かい点状のかさぶたが出ることも
  • CO2フラクショナル:1週間前後の赤みとザラつき。その後に色素沈着が出る場合もある

だから多くの人が金曜の夜に受けて土日で落ち着かせる、という組み方をしています。あとヒゲ剃り。再開のタイミングは治療の種類と肌の状態で変わるので、必ずその場で医師に確認を。私は聞き忘れそうなので、スマホのメモに「髭いつから」とだけ書いて持っていくつもりです。

クリニックでカウンセリングを受ける様子
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治療を始める前に、これだけは先に用意しておきたい

調べていて一番「なるほど」と思ったのが、治療そのものより、そのあとの紫外線対策で結果が変わるという話。微細な傷をつけた直後の肌は、炎症のあとに色素沈着(茶色いシミのような跡)を起こしやすい状態です。せっかく凹みを浅くしても、そこに色がついたら本末転倒ですよね。

そこで私が「まずこれを買っておこう」とリストに入れたのが、ノブ UVシールドEX 30g です。SPF50+・PA++++と数値はしっかりある一方で、紫外線吸収剤を使わないタイプ。敏感肌向けに設計されたシリーズなので、施術後で機嫌の悪い肌に塗る候補にしやすいと思いました。向くのは、外回りが多くて日差しを避けきれない人や、日焼け止め特有のヒリつきが苦手な人。こってりした質感が苦手だと好みは分かれるかも。なお、いつから塗っていいかは治療によって違うので、自己判断せずクリニックの指示を優先してください。

まとめ:40歳から始めるなら、順番を間違えないこと

長くなったので、私が自分用に持ち帰った結論だけ置いておきます。

  • まず自分のクレーターのタイプを、カウンセリングで確認してもらう
  • 1回の料金ではなく、5〜10回分の総額で予算を組む
  • ダウンタイムは休みの前日に寄せる。ヒゲ剃り再開の時期を必ず聞く
  • 日焼け止めは治療とセット。あとから色がつくのを防ぐほうが安上がり

ここは盛らずに正直に言いますが、クレーターは「1回で完全に消える」ものではありません。効果の出方には個人差がありますし、肌の状態によっては受けられない治療もあります。気になる場合は必ず医師に相談してください。それでも、ずっとあきらめていたものに選択肢がある、と分かっただけで私はだいぶ気が楽になりました。同じ影に悩んでいるなら、まずは自分のタイプを聞きに行くところからでいいと思います。