先に正直に言っておきます。私はまだヒゲ脱毛を受けていません。予約フォームの最後まで入力して、送信を押さずに閉じました。

理由はひとつ。検索窓に「ヒゲ脱毛」と打った瞬間、候補に「後悔」「やめとけ」が並んだからです。あれ、地味に効きます。

今年40歳。夕方には口まわりが青いし、朝のヒゲ剃りも面倒。やりたい気持ちは強いんです。でも相手は顔で、失敗しても隠せない。そこで後悔した声を読み込んでみたら、不満のポイントが驚くほど同じ場所に集まっていて。しかも大半は、契約前に潰せるものでした。

「ヒゲ脱毛 後悔」の中身は、だいたい5パターンに集約される

検索して出てくる声はバラバラに見えて、並べてみるとほぼこの5つでした。

  • 回数が足りず、中途半端なところでコースが終わった
  • 痛みを甘く見ていて、通うこと自体が苦行になった
  • 残す形を決めないまま進めて、あとから後悔した
  • 日焼けや剃り残しで、施術を受けられない日が出てきた
  • コース料金以外の出費が積み上がり、総額が想定を超えた

逆に言えば、ここを先に潰しておけば後悔の芽はかなり減らせるということ。順番に見ていきます。

落とし穴1と2:「5回でツルツル」は、ヒゲには当てはまらない

ヒゲは体のほかの部位にくらべて毛が太く、密度も高い。だから同じ回数を当てても、進み方がまるで違うんだそうです。クリニックの案内を読み比べると、「自己処理がラクになる目安が5回前後」「つるつるを目指すなら10回以上かかることもある」という書き方が多い。つまり5回コースは、ゴールではなくスタート地点に近いわけです。

そして痛み。「輪ゴムで弾かれる感じ」とよく言われますが、鼻の下だけは別格という感想が多数派でした。麻酔(笑気ガスやクリーム)を置くクリニックは多いものの、たいてい別料金。1回数千円が積み重なると、地味に効いてきます。

ここは盛らずに正直に言いますね。毛量も痛みの感じ方も、効果の出方も人それぞれです。「自分の毛量なら何回が目安か」はカウンセリングで必ず聞きたいところ。ただ回数と痛みは、想定内にできる後悔でもあります。厄介なのは次の話。

落とし穴3:「やめとけ」と言われる本当のデメリット

ヒゲ脱毛 やめとけ、という強い言葉の中身をたどると、多くは一点に行き着きます。元に戻せない、ということ。

40代になると、ヒゲにも白いものが混じってきます。一般的なレーザーは黒い色に反応する仕組みで、白い毛には反応しにくいとされている。つまり白髪が増えてからでは選択肢が狭まる。かといって今すべて消すと、あとから「少し残せばよかった」と思っても戻せません。

ヒゲ脱毛のデメリットとして案内されているものも、押さえておきます。

  • 硬毛化:まれに、照射した毛が以前より太くなることがあるとされる
  • 打ち漏れ:照射が届かず、まだらに毛が残ることがある
  • 毛嚢炎:照射後にニキビのようなブツブツが出ることがある
  • 赤み・ヒリつき:直後に出やすく、多くは落ち着くとされる

どれも必ず起きるものではありませんが、起きたときの対応は事前に確認したいところ。硬毛化に無料で追加照射してくれるかは、クリニックで差が出ます。症状が長引くときは自己判断せず、医師に相談してください。

洗面台で肌の状態を確認する男性
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ここまでは施術の話。実は意外と多いのが「通えなくなる」後悔です。

落とし穴4:日焼けと自己処理で、施術できない日が増える

調べて初めて知ったんですが、ヒゲ脱毛は行けば必ず当ててもらえるわけではありません。当日の肌の状態しだいで見送りになる。ひとつが日焼けです。レーザーは黒い色に反応するので、肌が濃く焼けているとやけどのリスクが上がるとして断られることがある。夏に真っ黒になって数か月足踏み、という話も珍しくないようでした。

もうひとつが自己処理。前日から当日に自分で剃るのが基本で、剃り残しがあるとシェービング代を取られるか、その部位を飛ばされます。かといってカミソリで深剃りすると肌が荒れて、それはそれで当日アウト。電気シェーバーで前日のうちに、が無難です。

そして乾燥。肌がカサついていると刺激を感じやすいため、期間中は保湿を続けるよう案内するクリニックがほとんどです。私はまだ1回目も受けていませんが、剃ったあとのケアだけは今から習慣にしようと思い、「ニベアメン センシティブローション 110ml」を選びました。ヒゲ剃り後用の薬用化粧水(医薬部外品)で、アルコール無配合・無香料・弱酸性。1,000円前後で続けやすいのが決め手です。剃ったあとにヒリつきやすい人や、まず習慣化から始めたい人に向くと思います。合わないと感じたら使用をやめ、赤みが続くときは医師に相談を。

最後は、いちばん後悔が長引くお金の話。

落とし穴5:契約前に聞かないと損する「追加費用」

ヒゲ脱毛 失敗という声のうち、金額のズレはかなりの割合を占めます。表に出ている「5回○万円」は、ゴール価格ではありません。総額にはこれらが乗ってきます。

  • コース終了後、追加1回あたりの単価
  • 剃り残したときのシェービング代
  • 麻酔代(1回いくらか、笑気とクリームで違うか)
  • キャンセル料と、それが発生するタイミング
  • コースの有効期限(何年で失効するか)
  • 含まれる部位(鼻下・アゴ・アゴ下の3部位が基本。ほおと首は別料金が多い)

とくに部位は要注意。3部位だけ消すと、首やほおの毛が残って境目が出ることがあります。「私の場合、首もやるべきですか」と聞いておくと後悔がひとつ減る。ここ、メモしておいてください。

40歳の私が、予約を入れる前に決めた5つのこと

ここまで調べて、ようやく方針が固まりました。同じところで止まっている人は、そのまま使ってもらって大丈夫です。

  • ゴールは「つるつる」ではなく「夕方に青くならない」に置く
  • 残す形を先に決めてから行く(まずは3部位、首は様子を見て追加)
  • 追加1回の値段を公表している院だけを候補にする
  • カウンセリングは2軒。1軒目でその場で契約しない
  • 麻酔ありを前提に予算を組む
カウンセリングで説明を受ける様子のイメージ
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ちなみに薄毛のほうも、私はまだAGA治療を始めていません。こちらもこれから。同じように、始める前に調べ切っておくつもりです。

まとめ:後悔の多くは、契約前の30分で減らせる

ヒゲ脱毛で後悔した人の共通点は、施術が下手だったからではなく、始める前に決めていなかったことでした。回数の見立て、痛みと麻酔、残す形、日焼けと自己処理、そして追加費用。この5つをカウンセリングで潰すだけで、景色はだいぶ変わります。

毛質も痛みの感じ方も、効果の出方にも個人差があります。気になる症状が出たら、その場で我慢せず担当の医師に相談してください。

私はいま、カウンセリングの予約を取り直そうとしているところ。聞くことを決めてからのほうが、ずっと気が楽になりました。迷っているなら、契約ではなくカウンセリングだけ、から始めてみてください。