正直、こう思いませんか。「それ、1回で終わる話なの?」って。
デンシティ(DENSITY)を調べると、効果の説明はいくらでも出てきます。ところが肝心なところ——何回受ければいいのか、1回でいくらなのか——になると、なぜか急にふわっとする。私も同じ場所で止まりました。
私は今年40歳。美容医療を試し始めたばかりの初心者で、たるみの引き上げ目的でデンシティを1回だけ受けています。今ちょうど施術から52日。なので「1回受けた側」の実感と、クリニック7院の公式ページに書いてある回数の目安、その両方から整理してみます。
先に言っておくと、デンシティは私が身構えていたような「◯回コースで通う治療」ではありませんでした。
結論:デンシティは「何回コース」の治療じゃない
脱毛やダーマペンだと「5回コース」「10回で1セット」みたいな売り方が普通ですよね。調べる前の私も、勝手に同じイメージを持っていました。
ところが公式ページを7院ぶん読み比べると、書いてあるのは回数ではなく間隔でした。「何回で完了」ではなく「何か月おきに1回」。ゴールがある治療というより、車検みたいに定期的に入れ直す治療、という設計なんです。
- 1回受ける → 数か月かけて引き締まる → 薄れてくる → また1回受ける、の繰り返し
- 「◯回受ければ完成」という終わりは、どの院も書いていない
- だから比べるべきは総額ではなく、1回の値段 × 年に何回受けるか
とはいえ、「その1回でちゃんと変わるの?」が分からないと、お金を出す気になりませんよね。ここは私の顔の話から始めます。
1回だけ受けた私が「お」と思ったのは26日目
施術から2週間の時点では、正直まったく確信が持てませんでした。鏡を見ても気のせいレベル。「これ本当に変わるのかな」と半信半疑で、15日目の記録には「まだ分からない」としか書けていません。
空気が変わったのが26日目でした。両目の位置を基準にサイズと角度を揃えた写真で施術前と並べたら、あご下の重さが取れて、エラからあご先にかけてのラインの角が出てきている。むくみが引いた、というより輪郭そのものが整った感覚です。
ただ、これはあくまで私個人の経過で、効果の出方には個人差があります。誰でも同じようになるとは言い切れません。それでも「1回でも何かは起きる」ことだけは、自分の顔で確認できました。
そしてこの体感、公式ページの書き方ともズレていませんでした。
「1回で効果は出る?」への各院の答え
回数の前に、まず1回ぶんの効き方について。ここは表現がきれいにそろっていました(いずれも2026年9月3日に各院の公式ページで確認)。
- 渋谷美容外科クリニック:「1回の施術でも効果を感じられます」
- 湘南美容クリニック:「施術直後から実感をしていただけます。」/効果は「4~6か月間持続をします」
- お茶の水美容形成クリニック:「施術直後からコラーゲン繊維の収縮による引き締めを実感しやすい治療です」
面白いのは、渋谷美容外科クリニックが仕組みを分けて説明していること。高周波には浅いところに効くタイプと深いところに効くタイプがあって、「バイポーラRFによる小じわの改善などの効果は施術直後から感じられます。モノポーラRFによる肌の深い層からの肌質改善効果は、2~3カ月後から始まり最長6カ月持続する」と書かれています。
つまり、直後の変化と、1〜2か月かけてじわっと来る変化は別物。私が26日目で「お」となったのは、たぶん後者の入り口です。ここを待てるかどうかで、満足度がまるっきり変わります。
「次はいつ?」の答えは、院によってここまで割れる
では本題の回数です。各院が推奨している間隔を並べます(2026年9月3日確認)。
多数派は「4〜6か月おき・年2〜3回」
- お茶の水美容形成クリニック:「デンシティは年に2-3回程度の施術をお勧めしております。4-6カ月に1回程度の治療間隔となります。」
- Wクリニック(大阪):「デンシティの施術間隔は、一般的に約6ヶ月ごとに1回が推奨されています」
- 渋谷美容外科クリニック:「効果を維持したい場合は、モノポーラRFの効果がなくなる最短3~4ヶ月から半年に1回くらいのペースで施術を受けるのがおすすめです」
- きれいクリニック:「2~6か月に1回」
- 聖心美容クリニック:使うチップごとに「施術間隔 約1〜6ヶ月」「約3〜6ヶ月」
多数派は半年に1回。多くても年3回です。毎月通う系の治療とは、お金のかかり方がまるで違います。
「2〜3か月おき」を掲げる院もある
一方でスキンクリニック藤枝院の料金表には「推奨治療間隔 2~3か月」と書かれています。ところが同じページの施術の流れには「施術間隔は半年に1回をお勧めしています。」ともある。同じ院の中でも幅があるんです。
これ、どちらかが間違いというより目的の違いだと思います。深いたるみを一気に動かしたい人と、今の状態を保ちたい人では、当然ペースが変わる。だからカウンセリングでは「私の場合は何か月おきですか」を必ず聞く。ここ、メモしておいてください。人任せにすると、必要以上のペースで通うことになりかねません。
ただし、間隔は短ければ良いという話でもないんです。ここは盛らずに正直に言いますね。
詰めすぎは逆効果、という指摘もある
Wクリニック(大阪)の公式ページには、間隔を守らなかった場合として「肌への過度な熱ダメージや負担がかかり、肌の赤みや腫れが長引く、やけどや水ぶくれが生じる、肌が乾燥しやすくなる、効果を実感しにくいなどのリスクが生じる可能性」があると書かれています(2026年9月3日確認)。
デンシティは熱で組織を縮める治療です。回復しきる前に重ねれば、良いことより負担のほうが先に来る。「早く結果が欲しいから来月もう1回」は、たぶん一番やってはいけないやつ。ペースの判断は必ず医師に任せてください。
結局、1回いくら?7院の料金を並べる
回数の目安が見えたので、お金の話に行きます。顔の標準的な範囲にあたる300ショット前後で比べます(すべて税込・2026年9月3日に各院公式ページで確認)。
- 渋谷美容外科クリニック:300shot 39,800円
- お茶の水美容形成クリニック:モノ照射 頬・顎下(300ショット)47,300円/モノバイ照射 頬・顎下(300ショット)55,000円
- 湘南美容クリニック:顔もしくは首(300ショット)54,800円~48,000円/顔+首(500~600ショット)86,000円
- きれいクリニック:モノポーラ300ショット 1回60,000円/モノバイ300ショット 1回80,000円
- 聖心美容クリニック:ブーストチップ(全顔)初回66,000円・2回目以降99,000円
- スキンクリニック藤枝院:300ショット 99,000円/200ショット 66,000円
同じ「デンシティ300ショット」で、39,800円と99,000円。2.4倍以上の差です。ここまで開くのは、照射モードの違い(浅い層だけか、深い層まで当てるか)と、初回価格かどうかが混ざっているから。値段だけ見て安いところに飛びつくと「同じ機械だから同じ内容」とは限らない、というのは頭の隅に置いておいてください。
ちなみに湘南美容クリニックには部分照射(100ショット)22,800円~19,800円もあります。目の下だけ、あご下だけ、と割り切るなら、この入り口はかなり現実的です。
複数回セットは、得なのか
「回数コースじゃない」と書きましたが、セット価格を用意している院はあります。きれいクリニックの料金がいちばん分かりやすい(2026年9月3日確認)。
- モノポーラ300ショット:1回60,000円/2回108,000円/3回153,000円
- モノポーラ600ショット:1回100,000円/2回180,000円/3回255,000円
3回153,000円なら1回あたり51,000円。単発より9,000円安い計算です。ただし同院の推奨間隔は「2~6か月に1回」。3回を使い切るまでに半年から1年半かかります。つまりこれは「早く終わらせるためのセット」ではなく、続ける前提の人の前払いなんですよね。
まず1回受けて自分に合うか見たい——私みたいな段階の人が、最初から3回分を払うのは急ぎすぎだと思います。1回で様子を見て良かった、というのが今の実感です。
1年でいくらになるか、掛け算してみる
年2〜3回が目安なら、年間の予算はこうなります(上の料金をそのまま掛けたもの)。
- 渋谷美容外科クリニック 39,800円 × 年2回 = 79,600円
- お茶の水美容形成クリニック 47,300円 × 年2〜3回 = 94,600〜141,900円
- 湘南美容クリニック 48,000〜54,800円 × 年2回 = 96,000〜109,600円
- スキンクリニック藤枝院 99,000円 × 年2回 = 198,000円
5万円の施術を半年に1回なら、月にならして約8,300円。ジムの会費くらい、と考えると急に現実味が出てきませんか。逆に藤枝院の価格帯で年2回だと月あたり1万6,500円で、これは固定費としてけっこう重い。自分がどのラインなら続けられるかを先に決めておくと、カウンセリングで揺さぶられずに済みます。
それと、施術代とは別に初診料・再診料がかかる院もあります。総額を出すときは、施術代だけで計算しないほうが安全です。
次の1回までの5か月を、どう過ごすか
半年に1回ということは、残りの5か月は自分次第ということでもあります。ここを何もせず過ごすのは、正直もったいない。
私が優先しているのは、とにかく乾燥させないこと。さっきのWクリニックのリスク説明にも「肌が乾燥しやすくなる」とありましたし、熱を入れる治療のあとは水分が逃げやすいと言われます。そこで次に試すつもりで選んだのが、アクセーヌ モイストバランス ローション 360mLでした。敏感肌向けに作られた化粧水で、360mLという大容量だから顔だけでなく首まで惜しまず使える——選んだ理由はこの2点です。私はまだ使い始めていないので効果を断定はしません。施術の合間を埋めるホームケアとして、刺激の少なさと、たっぷり使える量を基準にした、という話です。肌が弱い方や、施術直後で赤みが残っている時期は、使ってよいかを担当医に確認してからにしてください。
あとは紫外線対策。せっかく引き締めた土台を自分で削りに行くようなものなので、日焼け止めは1年通して続けるつもりです。
私ならこう決める
回数の話に戻して、私なりの結論はこうです。
- まず1回だけ受ける。合うかどうかは自分の顔で判断する
- 答え合わせは1か月後。施術直後の見た目だけで決めない
- 続けるなら4〜6か月に1回、年2〜3回。詰めない
- セット価格は「続けると決めてから」検討する
私はまだ1回目の52日目です。ここから2〜3か月でどう動くかを見て、半年後にもう1回受けるかを決めるつもり。効果の出方も、合う間隔も個人差があるので、気になる場合は必ず医師に相談してください。値段も回数も、最後は自分の顔と財布に合わせて決めるしかない——1回受けてみた今の、正直なところです。