サプリって、結局どれを飲めばいいのか分からなくないですか。

40歳の私は、最近ようやく美容に手を出し始めました。ヒゲ脱毛も化粧水もレチノールも「試し始めたばかり」。AGA治療もクリニックを調べている段階で、これから始めるところです。つまり全部が初心者。

で、外側のケアを一通りそろえて気づきました。……中身、何もしてないな、と。

ところがサプリ棚の前で、また固まったんです。ビタミンC、コラーゲン、亜鉛、マルチビタミン、鉄、乳酸菌。棚が一面まるごと候補で、値段も数百円から5,000円超まで。同じところで止まっているあなたに、私が決めた優先順位を置いていきます。

インナーケアサプリが男性に効いてくるのは、ここ

インナーケアサプリって要は、「肌や髪の材料を口から入れておく」という考え方です。肌は数週間から1か月ほどで入れ替わり、髪はもっと長い周期で生え替わる。材料が足りないまま外から塗るだけでは、どこかで頭打ちになります。

そして男性は、ここが抜けやすい。昼はコンビニのパスタ、夜は付き合いの酒。野菜と魚介がまるごと消えた日、普通にありませんか。私はあります。

じゃあ何を足すのか。棚の前で悩むのをやめて、候補を6つに絞りました。

私が候補にした6成分と、飲む順番の決め方

先に言っておくと、「6つ全部買え」ではありません。上から順に大事、という優先順位です。

  • ビタミンC:体の中でコラーゲンを作るときに欠かせない、材料づくり担当
  • 亜鉛:皮膚や粘膜の健康維持、たんぱく質の代謝に関わるミネラル。外食続きで削れやすい
  • コラーゲンペプチド:弾力側の補助。ただし急いで買う必要はないと判断(理由は後述)
  • ビタミンB群:エネルギーや皮脂の代謝を回す係。外食と酒が多い人ほど気にしたい
  • ビタミンD:日焼け止めを真面目に塗る人ほど不足しやすい、という皮肉な成分
  • 乳酸菌・食物繊維:腸の調子が肌に出るタイプの人の受け皿

この順番の理由は、上の2つが「安いのに土台」だから。数百円から千円台で買えて、食事から抜けやすい。ここを飛ばして高いドリンクに行くのはもったいない。

サプリメントを手に取るイメージ
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ビタミンCサプリは、男性の美肌の“材料”担当

調べて誤解に気づきました。ビタミンCは「なんとなく肌に良い」ではなく、体の中でコラーゲンを作るときに必須の栄養素なんですね。足りないと血管がもろくなるレベルで基礎的な役割です。

量の目安もはっきりしています。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、30〜49歳男性の推奨量は1日100mg、最低ラインの推定平均必要量が80mg。野菜と果物を食べた日なら届きますが、外食と酒で終わった日はかなり寂しい。私はそこを埋める保険として考えました。

もうひとつ。ビタミンCは水に溶けるので体に貯められません。朝に大量より、朝と夜に分けるほうが理にかなっています。……で、こう思いますよね。コラーゲンそのものを飲んだら、と。

コラーゲンの男性への効果、盛らずに言います

まず前提。飲んだコラーゲンが、そのまま肌のコラーゲンになるわけではありません。消化の途中でアミノ酸や短いペプチドに分解されて吸収されます。「飲んだぶんが肌に貼られる」イメージは、ちょっと違うんです。

じゃあ意味がないのか。ここが白黒つけにくくて。26件の試験・約1,700人分をまとめた解析では、8週間以上続けたグループで肌の水分量と弾力の指標が改善したと報告されています。ただ同じ解析が、元の研究の質のばらつきも認めています。

私の結論は「試す価値はあるが、最初の1本にはしない」。効果には個人差があり、2か月続けないと評価もできません。ビタミンCと亜鉛を固めてから足す位置に置きました。

亜鉛は、男性の美容で地味に土台になる

亜鉛は、栄養機能食品として「皮膚や粘膜の健康維持を助ける」「味覚を正常に保つのに必要」と表示できるミネラルです。派手さはないのに、書いてあることが全部“土台”なんですよね。

食事摂取基準(2025年版)では、30〜49歳男性の推奨量が1日9.5mg。耐容上限量(摂りすぎのライン)は45mgです。多く含む食品は牡蠣、レバー、牛の赤身あたり。……最近食べました?私は牡蠣なんて年に2回です。

大事なのは、上限があるということ。盛れば良いわけではないんです。亜鉛を長く多量に摂り続けると銅や鉄の吸収が邪魔され、貧血や体調不良につながると指摘されています。マルチビタミンと亜鉛単体を並行すると、気づかず足し算されるので要注意。

髪の話も盛らずに言います。亜鉛を飲めば髪が生える、という話ではありません。私はAGA治療をこれから始めるつもりですが、サプリは土台で、治療の代わりにはならない。この2つは混ぜません。

最初の1本に選んだのは、亜鉛のシンプルなやつ

優先順位の2番目、亜鉛から始めることにしました。選んだのは「ディアナチュラスタイル 亜鉛 60日分 60粒」。1粒に亜鉛14mgとマカエキス末10mgを配合した栄養機能食品で、1日1粒の60日分です。選んだ理由は、1粒で忘れにくく、成分がシンプルで、60日分が数百円台だから。続けられなければ意味がないので。外食が多くて魚介や赤身肉が減っている人、まず1つだけ始めたい人に向くと思います。注意点は2つ。1粒で推奨量9.5mgを超えるので、ほかの亜鉛入りサプリと重ねないこと。栄養機能食品は多く摂れば健康が増進するものではありません。治療中の方や薬を飲んでいる方は、医師や薬剤師に相談してから。私もこれから飲み始める段階なので、使用感のレビューは書きません。

食事とインナーケアをイメージした写真
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続ける前に潰しておきたい、つまずき3つ

サプリの最大の敵は、効かないことより「飲まなくなること」でした。自分がやりそうな失敗を先に潰しておきます。

  • 置き場所を決める:歯みがきや朝食とセットにすると飲み忘れが激減する
  • 3か月は判定しない:肌の入れ替わりにも時間がかかる。1週間で結論を出さない
  • 同時に何本も始めない:何が合ったか分からなくなるうえ、成分が重なって上限に近づく

最後がいちばん大事。棚の前で3種類まとめ買いするのが、いちばんやりがちで危ないパターンです。

まとめ

男性のインナーケアサプリは、候補を6成分に絞ると一気に見通しがよくなります。私の順番はビタミンCと亜鉛を土台に置き、コラーゲンペプチドはそのあと。残る3つは生活パターンで足すか決めます。

数字で押さえるのは2つ。ビタミンCは30〜49歳男性で1日100mgが推奨量、亜鉛は9.5mgで上限が45mg。上限があるものは足し算に注意です。

サプリは食事の代わりでも治療の代わりでもありません。効果には個人差があり、体調や薬との兼ね合いもあります。気になる症状がある場合は自己判断せず、医師や薬剤師に相談してください。私はまず亜鉛の1本から、AGA治療はこれから、という順番で進めます。