正直、シミって「ある日いきなり気づく」ものだと思いませんか。私も40歳になった今年、朝の洗面所で頬の横に薄い茶色を見つけて、しばらくフリーズしました。

で、調べ始めて最初にぶつかる壁がこれ。シミ取りレーザー、フォトフェイシャル、ピコトーニング。名前は聞いたことがあるけれど、何がどう違うのかさっぱり分からない。ざっくり言うと、こうです。

  • シミ取りレーザー:濃いシミを1個ずつ狙い撃ちする「点」の治療
  • フォトフェイシャル(IPL・光治療):顔全体にやさしい光を当てる「面」の治療
  • ピコトーニング:ピコ秒レーザーを弱い出力で顔全体に重ねる「面+回数」の治療

点で強く当てるか、面で弱く重ねるか。ここが一番の分かれ目です。大事なのは、どれが優れているかではなく、あなたのシミがどのタイプかで答えが変わること。……ただ、この「シミのタイプ」が素人判断だと本当に危ないんです。理由は後半で。

美容皮膚科の診察室のイメージ
イメージ

シミ取りレーザーは狙い撃ち。効く代わりに「隠れる期間」がある

境界がはっきりした濃いシミ(老人性色素斑やそばかすなど)には、レーザーを1点集中で当てる方法が向くとされています。強みは、条件が合えば少ない回数で変化が出やすいこと。

代わりに、照射したところはかさぶたになります。ここは盛らずに言いますね。保護テープを貼って過ごす期間が1〜2週間ほど必要になるのが一般的。「来週イベントが」という時期には、まず向きません。

私が最初に知っておきたかったのは、まさにこれ。効果の前に、生活の予定と噛み合うかどうかです。さらに、かさぶたが取れた後に一時的に色が濃くなる「炎症後色素沈着」が起きることもあり、出方には個人差があります。……そこで当然、「休めない人はどうするの?」となりますよね。

フォトフェイシャルは顔全体の底上げ。派手さはないけれど続けやすい

IPLという幅広い波長の光を顔全体に当てるのがフォトフェイシャルです。薄いシミ、くすみ、赤み、毛穴のざらつきまで、まとめて少しずつ整えていくイメージ。

最大の魅力は、ダウンタイムがほとんどないこと。直後に少し赤みが出ることはありますが、当日からメイクできる施設も多い。細かいかさぶたが数日出て、ポロポロ取れていくタイプもあります。

弱点は、1回では劇的に変わらないこと。3〜4週間おきに5回前後を重ねる、いわば積み立て型です。「1回で終わらせたい人」には向きません。逆に「休めないけれど写真写りを底上げしたい人」にはハマります。……では、ピコトーニングは何が違うのか。

鏡で肌の状態を確認する様子
イメージ

ピコトーニングはじわじわ薄く。肝斑がある人の選択肢になりやすい

ピコ秒レーザーを、あえて弱い出力で顔全体に何度も重ねていくのがピコトーニングです。熱によるダメージを抑えやすいとされていて、肝斑(かんぱん)がある人でも比較的取り入れやすい選択肢として案内されることがあります。ここが、強く当てるシミ取りレーザーとの決定的な違い。

こちらもダウンタイムはほぼなし。ただし回数は必要で、2〜4週おきに5〜10回程度を見込むのが一般的です。「そんなに通うの?」と思いましたよね。私も思いました。強く当てないからこそ通う。そういう理屈なんです。

結局いくら?何回?を正直に

一番知りたいところだと思うので、隠さず書きます。美容医療のシミ治療は基本的に自由診療。値段はクリニックが自由に決められる世界で、同じ機械でも金額がぜんぜん違います。

  • シミ取りレーザー:シミ1個あたり数千円から。大きさで加算される料金体系が多い
  • フォトフェイシャル:1回あたり1〜3万円台が目安。5回セットの割引を用意する施設が多い
  • ピコトーニング:1回あたり1〜3万円程度が目安。回数券前提の価格設定が多い

金額は施設・地域・機種で大きく変わります。ここの数字はあくまで目安なので、必ず公式サイトとカウンセリングで確認してください。

気をつけたいのは、表示価格に麻酔代・薬代・保護テープ代が含まれないケース。総額で聞かないと、ランチ数回分どころの差ではなくなります。……そして、値段より先に確認すべきことが1つあります。

選ぶ前の分かれ道は「肝斑かどうか」

シミには種類があって、肝斑というタイプは強いレーザーを当てると悪化することがあると指摘されています。やっかいなのは、肝斑と老人性色素斑が同じ顔に混在することもある点。鏡を見ただけの自己判断は、かなり危ういわけです。

だから順番はこう。どの施術にするかを決めてから相談に行くのではなく、自分のシミが何なのかを診てもらってから施術を選ぶ。効果の出方には個人差がありますし、飲み薬や塗り薬の併用が向くケースもあります。気になる症状があるときは自己判断せず、皮膚科や美容皮膚科の医師に相談してください。

結果を左右するのは、じつは術後の紫外線対策

レーザーもフォトフェイシャルもトーニングも、施術後の肌は紫外線の影響を受けやすい状態。ここで日焼けすると、せっかく薄くしたところが色素沈着で戻ってしまうことがあります。だから施術を検討する段階で、日焼け止めも一緒に見直しておくと無駄がありません。

調べていて候補になりそうだと思ったのが、アネッサ パーフェクトUV マイルドミルク NA(60mL)。SPF50+・PA++++の高い防御力がありながら、アルコール・パラベン・鉱物油を使わない低刺激処方(無香料・無着色)で、せっけんで落とせるタイプです。顔にもからだにも使えて、化粧下地にもなります。落とすときに強いクレンジングが要らないのは、ゆらぎやすい肌には地味に大きい。向くのは、施術後で刺激を避けたい人や、毎日たっぷり塗り直したい人。ただし肌に合うかは体質次第ですし、施術後いつから塗ってよいかは施設によって指示が違うので、必ず受けたクリニックの案内に従ってください。なお私はまだ使い始める前なので、これは「使った感想」ではなく「選んだ理由」です。

ここからは、種類ごとの費用と回数の目安を見ていきます。

ピコレーザーとQスイッチ、何が違う?

名前だけ聞くと「ピコの方が新しいから良さそう」って思っちゃいますよね。私も最初そう思いました。でも調べてみると、そんな単純な上下関係じゃないんです。

Qスイッチは、濃くて境目のハッキリしたシミを「一発で反応させる」のが得意。当てたあとかさぶたになって、1〜2週間くらいで取れていく流れが定番です。一方ピコレーザーは、色素を細かく砕くイメージなので、薄いシミや、かさぶたのダウンタイム(治療後の見た目が気になる期間)をなるべく抑えたい人に選ばれやすい。

つまり「どっちが上」じゃなくて「シミのタイプと、生活の都合でどっちが合うか」。ここ、地味にデカいポイントです。かさぶたNGな職業の人ならピコ寄り、とにかく濃いシミを確実に、ならQスイッチ寄り。効果には個人差があるので、最後は自分の肌を見てもらって決めるのが確実です。

結局いくら?費用を正直に

いちばん知りたいのはここですよね。まず大前提として、シミ取りレーザーは基本的に自由診療。つまり「言い値」の世界で、クリニックによって値段がぜんぜん違います。

  • シミ1個をピンポイント:小さいものだと1個あたり数千円〜、というメニューが多い印象。
  • 顔全体・広範囲:数万円〜十数万円の幅で設定されていることが多い。
  • トーニング系:1回いくらで、複数回セット価格になっているケースが目立つ。

正直、幅がありすぎて「相場」と言い切れないのが本音です。ここでコツをひとつ。安さだけで選ぶと、あとの「回数」で結局トータル高くつくことがあるんです。表示価格が1回分なのか、セットなのか、麻酔や薬代が別なのか。ここを最初に確認するだけで、数万円単位で見え方が変わります。これ、けっこう大事です。

何回で消える?回数の目安

「1回でツルッと消える」と思ってました、私。でも実際は、シミの種類でだいぶ変わるんですね。

濃いシミをQスイッチでピンポイント、というパターンは、うまくいけば1回でかなり薄くなることもあるそう。ただし戻ってしまう(再発する)ケースもあるので、そこは体質次第。逆に、薄いシミやくすみをトーニングで攻める場合は、5回・10回と回数を重ねる前提のメニューが多いです。

だから「1回の値段」だけ見て飛びつくと危険。トータル回数×1回あたり、で予算を組むのが正解です。あなたも通うなら、ここ、メモしといてください。

私が調べて優先順位をつけたこと

まだ実際に受けてはいないんですが、調べていくうちに「自分ならこの順で確認するな」という優先順位が見えてきました。せっかくなので共有します。

  • まず自分のシミが「濃い1個型」か「薄い全体型」かを、カウンセリングで診てもらう。
  • そのうえで、機械の種類より「そのクリニックが自分のシミにどう提案してくるか」を見る。
  • 料金は必ず総額とダウンタイムをセットで質問。安さだけで即決しない。

正直、最初は「とにかく最新機械のあるところ」と思ってたんですが、調べて考えが変わりました。大事なのは機械のスペックより、自分の肌に合った提案をしてくれるかどうか。ここは盛らずに言いますね。

まとめ

迷ったときの目安を、最後に並べておきます。

  • 濃くて境界がはっきりしたシミを少ない回数で狙いたい → シミ取りレーザー(テープ生活1〜2週間を覚悟)
  • 休めない・くすみや赤みもまとめて整えたい → フォトフェイシャル(3〜4週おきに5回前後)
  • 肝斑の可能性がある・じわじわ均一にしたい → ピコトーニング(2〜4週おきに5〜10回)

そして全員共通で、術後の紫外線対策。ここをサボると、費用も通った時間ももったいないことになります。

私自身は40歳になってから美容に手を出し始めたばかりで、AGA治療もこれから始めるところ。シミのレーザーもまだ受けていません。だからこそ、受ける前に知っておきたかったことを優先して並べました。効果の出方には個人差があります。気になるシミは、まず皮膚科・美容皮膚科で診断を受けてから施術を選んでください。急がば回れ、です。